iPhoneと自閉症の支援

お久しぶりです。
こんな無精なブログにも関わらず、インフルエンザ騒動のおり、おチビの健康を心配して下さる方もいらっしゃり大変感謝しております。
おチビも大変元気です。

で、新型インフルエンザについて、思うことなどを書こうと思ったのですが、その前にちょっと面白い記事を見つけたので簡単にご紹介をば。

リンク: iPhoneとiPodTouchが自閉症の子供を助ける!|世界メディア・ニュース.

この記事だけだと概要がよく分からないのですが、元記事の「USATODAY.com」をみると、あらかじめ基本的なコメントや質問をアイコンにしておいて、それをタッチすることで音声出力しコミュニケーションの介助をするアプリケーションを作成した、ということらしいです。

http://www.usatoday.com/printedition/life/20090528/iphoneautism28_st.art.htm

いや〜、これは面白いなぁ。
自閉症などの発達障害児は、耳からの情報よりも視覚からの情報を取り入れる方が容易、っていうのはもう親にとっては常識で、身振りのサインや絵カードの利用なんてのが勧められたりするのだけれども、やはりカードはかさ張るからね〜。
おチビも、トイレや学園での教室移動は写真で見せた方が理解しやすかったりしています。

元記事にあるように、iPod touchを腕につけておいて必要なときにタッチスクリーンに触れて必要なアイコンを探し提示する、というのは言語遅滞の子ども達に取って画期的な支援方法だと思うんですよ。
何より、提示できるアイコン数がカードとは比べ物にならないくらい増やせるでしょう。
それは、語彙が増えるのに等しいんですよ。

以前、携帯電話が普及したときに聴覚障害の方が、「メールで初めて遠隔の人とコミュミケートが可能になった」と話しておられたのを見て「なるほど」と思ったもんですが、発達障害や知的障害においても新しい技術の利用で支援ができる部分はまだあるのではないかと思わせられるニュースでした。


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数値をあげればいいってもんじゃないだろうの見本

リンク: asahi.com(朝日新聞社):こんにゃくゼリー、また幼児死亡 対策取られず17人目 - 社会.

こちらの記事を受けてGIGAZINEがあげた記事が、あまりにもダメダメ。
「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10ーGIGAZINE

「厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について」から、「『こんにゃく入りゼリー』よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10」を出したっていうんだけど、自分で追記に書いているとおり「死亡」件数と「死亡+傷病」件数を比較している上に、「カップ入りゼリー」が「こんにゃく入りゼリー」を示していることも読めなかったわけだ

9位:カップ入りゼリー(11例、「こんにゃく入りゼリー」の5.5倍危険)

2008/10/01 15:40追記
非常にわかりにくいのですが、参考にしたレポート中において明示されてはいないものの、文脈から考えて「カップ入りゼリー」というのが「こんにゃく入りゼリー」を示しているようです。また、件数についても死亡事故と傷病程度の事故などを合計して「窒息事故」として記載されているようです。

追記では非常にわかりにくいと書いているが、そもそもこの調査は「ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリー」による事故が社会問題になったことを受けて基礎的データを収集するために行われたことが、研究目的に明記されているんですが。データ中の項目として略すことを考えないのかな。

さらに、他の食品の危険度を高く見せようとしたのか、それとも、内容をよく読んでいないのか、消防本部からの回答(これは救急搬送の数ですね)と救命救急センターからの回答(三次救急医療機関に来た患者の数ですね)を合算しちゃってるのですよ(重複している可能性を考えない!)

こんな水増しした数値と比較される「こんにゃく入りゼリー」の死亡者数が、国民生活センターに報告された死亡件数では、アンフェアとしか言いようがない。

つうか、追記をあげた時点で、記事が全く意味のないものであることは明確なのに、なんで掲載を続けるかね。
ネタだからいいと思っているのかなぁ。

しかし、すでに、このリストがあちこちのブログで肯定的に取り上げられ一人歩きをしているんだな。

どんなにいい加減な処理でも、数値になるとそれらしく見えるんだろうか。

なお、元の資料「厚生労働省:食品による窒息事故に関する研究結果等について」は、デタラメではないので、念のため。

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老猫が亡くなりました

Nora
28日の朝、飼っていたばあさん猫が息を引き取りました。
推定年齢15〜6歳。
いつお迎えが来てもおかしくないと思っていたので覚悟はしていたのですが。

ある日、ウチの玄関前にいきなりやってきて絶叫していた貧相な野良がこの猫。
あまりの貧相さに、つい、餌をあげてしまったらそのまま居着かれました。
そんな「押し掛け猫」ではありましたが、割と聞き分けの良い、賢い猫でしたよ。
ウチのおチビが乱暴にさわっても、「教育的指導」の猫パンチ以上のことはしませんでしたし。

鰹節には目がなくて、毎晩おかかをあげるまで足下から離れなかったなぁ。
しかも、晩年はちょっとぼけが入ったのか、一度あげても、しばらく経つとまた「くれくれ」になっていたのにはちょっと閉口。
でも、それもいなくなると、やはり、寂しいもんです。

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おチビと一緒。
「早く昼寝してくれないかにゃー。この子は温かいから、腹に乗っかりたいんだけどにゃー。」

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チビ猫と。
まだ若いチビ猫は、しつこく戯れついてくるので、ばあさんにはしんどい。
耳が後ろ向きです。

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逆転裁判と宝塚歌劇?!

リンク: 宝塚歌劇:人気ゲーム初の舞台化「逆転裁判」 宙組の蘭寿とむさんが主演(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞).

カプコンの人気ゲーム「逆転裁判」が、宝塚歌劇で舞台化されることが23日、明らかになった。ゲームが宝塚歌劇になるのは初めてで、宙組の蘭寿とむさんが主演を務める。

 舞台「逆転裁判 蘇る真実」は、「里見八犬伝」などを手がけた鈴木圭さんが脚本と演出を担当。米国を舞台に熱血弁護士が難事件を解決するストーリーで、ラブロマンスも盛り込まれる。舞台が米国のため、主人公の名前が「成歩堂龍一」から「フェニックス・ライト」に変更されるなどのアレンジが施される。また、ゲームで使用された楽曲もミュージカル形式で再現される。

宝塚って、何でも消化しちゃうのだな。
ええ、異議はございません。

それにしても「フェニックス・ライト」って……と思ったらゲームの海外版で使われている名前だったのだね。


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「水からの伝言」

「kikulog」経由で次の記事を見つけた。

『ほたるいかの書きつけ』より
http://ameblo.jp/fireflysquid/entry-10139358661.html

関東地区公立小・中学校女性校長会の総会で『水からの伝言』の著者である江本勝氏の講演が行われたとのこと。
詳細は『ほたるいかの書きつけ』さんの記事をご覧いただくとして、次の箇所は、あまりにもひどい。
 

先生が用意した妊婦さんの羊水をホメオパシー溶液の倍率である5万倍に薄めた水の結晶を撮影しました。
 羊水の結晶です(写真1)。この羊水に韓国語で「堕胎」という言葉を見せて撮影すると(写真2)、何か文字のようなものが現れました。
 羊水に子どもの写真を見せたら、とってもいい結晶になりました(写真3)。

 (略)相変わらずの安易な実験デザインと解釈であるが、特に羊水を使うということには怒りを禁じえない。「何か文字のようなもの」と言っているが、子どもの写真を見せたらとってもいい結晶になったということと対比させていることからして、「堕胎」は悪である、と暗に言っているといっても差支えないであろう。文脈から切断された単語に善悪を付与するという安易な発想がここでも如何なく発揮されてしまっている。

この実験が許しがたいのは、『堕胎』という、非常に多角的な考察を必要とする、それゆえ認めるにせよ否定するにせよ合意の得にくい問題に対して、マルかバツかという単純思考に落とし込もうとする、その安直さにおいて、である。
結晶の出来不出来を道徳の根拠にするのなら(あまりにもバカバカしい根拠だが)、必然的に二者択一的な価値観しか持ち得ない。

また、実験にただの水でなく羊水を使用したという点に、私は強い懸念を覚える。
「羊水」という言葉に含まれるイメージが「母」や「出産」など、女性の性と生殖に関わるものであることはいうまでもないだろう。また、障害や血縁などマイノリティに関わる側面もあるだろう。
実験者がこれらの問題に無自覚あるいはイノセントであるとは、とても思えない。
おそらく、意図的に羊水を使用しているはずだ。

『羊水』の『結晶』という図像の提示は、羊水と言う単語が持つ母性へのイメージと、結晶と言う単語が持つ聖のイメージを結びつけるものであり、まさに母性の聖化を視覚的イメージに転換する作業に他ならない。

視覚的イメージが与える影響はなかなか馬鹿に出来ないもんで。
『水伝』が批判されてもしぶとく息を吹き返すのは、論理的思考の欠如だけでなく、あの結晶の写真が与える視覚的インパクトによるところが大きいと思う。

つまり、『羊水の結晶』という『図像』が美しければ美しいほど、性や生殖の問題について一方的な価値観を植えつける役割を担うことになるだろう。

あ、念のため書いておくが、5万倍に薄めた羊水なんて、ただの水だ。
この記述だけでも、『羊水の結晶』なんてぇシロモノがちゃんちゃらおかしいってことだ。


なお、『水伝』の問題点については、すでに多くのサイトで述べられているのでここでは繰り返さない。
特に、次のサイトは良くまとめられているので、興味のある方は参照して下さい。

学習院大学の田崎晴明教授による『水伝』反証サイト
「水からの伝言」を信じないでください

「PSJ渋谷研究所Xさん」作成の「水伝FAQ」
『水からの伝言』の基礎知識

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蓮を見にお散歩

近所の蓮田まで、おチビとお散歩。
P7300064_3

ところで、蓮の花が咲くときにポンと音がするといわれているそうですね。
江戸時代から俳句など文学の世界ではなじみの話らしいです。

静けき朝音たてて白き蓮花のさくきぬ(石川啄木)
蓮開く音聞く人か朝まだき(正岡子規)
朝風にぱくりぱくりと蓮開く(同上)

私が知ったのは インドを舞台にした「蒼のマハラジャ」という少女マンガからだったんですけれど…(汗)
そのマンガにあるように「ポン」とはじけるように開花するとずっと思っていまして、何度か「開花の瞬間」をとらえようと通ったこともあったんですよ〜。

で、実際はどうなのかといえば、外側から1枚ずつゆっくりと開いていくので音はしない、というのが正しいようです。
大賀ハスで有名な大賀一郎博士は、ハスの花を観賞するときの心得として「音の有る無しよりも,花そのものの清楚を賞すべきである」とおっしゃっていたそうですよ。
分倍河原駅 街はぴ  大賀ハス「蓮を観る会」

(8/1追記)咲きかけのつぼみはこんな感じ。
P7300057
確かに、外側からゆっくりほぐれている様子ですね。

とはいえ、啄木や子規の句の文学的表現としての美しさは損なわれるものではないです。
蓮の開花音というのは、朝の静かさを引き立てる比喩として、親しまれてきたのかもしれません。

ちょっと懐かしかったので、マンガもご紹介。


蒼のマハラジャ(5) 蒼のマハラジャ(5)


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動けませ〜ん

金曜日、おチビが発熱。溶連菌との診断で抗生剤もらってきました。
おチビの体調がだいぶよくなった月曜日、今度は私の身体がだるい。
火曜の夕方から、39度を超える発熱、血痰もでまして。朝を待って診察を受けてきました。
溶連菌は(ー)だったんですけれど、念のためおこなった尿検査で蛋白と潜血が出て、要再検。
ただ、抗生剤を飲んで1日経ったらだいぶ身体が楽になったので、やはり溶連菌感染なのかも。

それにしても、39度を超えると本当に身体が動かなくなるよ。

溶連菌だけでなく、ヘルパンギーナ手足口病もはやっているようです。
皆様も、夏風邪と馬鹿にせずご自愛を。

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ヤマユリで納涼

P7150070_2_3ご近所の公園にデジカメを持って散歩です。
その公園は、面積は少ないながらも雑木林をそのまま残している場所があり、四季折々の武蔵野の野草が楽しめるんですよ。

で、今回は大輪のヤマユリに遭遇。

やはり、夏の白い花はいいですね。見た目に涼しげで。
ヤマユリは香りも大変よいので、梅雨明け直前の蒸し暑さも吹き飛んだ気分になれました。

ヤマユリは園芸種であるカサブランカの原種の一つです。
純白のカサブランカは華麗だけど、ヤマユリの野趣も私は好きだな。


ところで、カメラを持ってうろうろしていたら、年配の男性が近寄ってきていろいろと花の説明をしてくれました。
何でも、その公園の雑木林の保全に尽力した方らしい。
カメラで撮影しているのが珍しいのかと思いながら楽しくお話しさせていただいたのですが、やたらと立ち入り禁止の場所に入って花や球根を持っていく人がいると言う話を聞かされまして。
ひどい話ですね〜、なんて合図値打ってたんですが、後から考えたら、私のことを盗掘しそうな不審人物と思って牽制していたんじゃなかろうか、と言う気もしたりして…(笑)

野生種が盗掘によって絶滅危惧種になっている例も少なくないんで、やはり、野草は現地で見て楽しむにとどめるのがマナーかと。
持ち帰っても、育てられないことが多いしね。

同じくカサブランカの交配原種であるウケユリは、レッドデータブックで絶滅危惧種になっているそうです。
「幻の花、大輪咲かす 奄美のウケユリ(共同通信配信NEWS 7/8)」
http://mediajam.info/topic/547700

同じく交配原種のタモトユリは野生種絶滅で、地元の方が保護増殖に励んでいるそうだ。
http://www.aruzou.com/tokara/tamoto.htm

P7150073_2香りをお届けできないのが残念。

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身近な世界の温暖化

P7110075_2ウチの庭に見慣れない蝶が飛んできたので慌てて撮影しました。
調べたら、ツマグロヒョウモンのメス。
暖地性の蝶で、日本での分布は関西までと言われていたのですが、近年は温暖化の影響で分布域が北上しているそうです。
ウチは埼玉県なんですけれど、県内では2000年頃から目撃情報があり、06年には定着したと見られているそうです。

「asahi.com:ツマグロヒョウモン、チョウ愛好家を魅了(2007年08月02日)」
http://www.asahi.com/komimi/TKY200707280139.html

変温動物である昆虫は温度変化に敏感、かつ素早く分布域を広げるので、温暖化のモニターと言われているんですね。

そういえば、子どもの頃はアオスジアゲハもあまり見なかったような気がします。
結構、虫取りはやっていたのですけれど。
よく見かけるようになったのは、ここ10年くらいかなぁ。
ナガサキアゲハも関東まで分布域を広げつつあるそうですし。

P7110065_2それにしても、本当に美しい蝶です。
裏面の模様も美しい。
喜んでいる場合じゃないんですが、こうして身近に美しい南方の昆虫を見ると複雑な気分です。

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私が「クリスタルチルドレン」に懸念を持つわけ(3)

前回に引き続き、といってもずいぶんと間が空いてしまったんですが…、「クリスタルチルドレン」という概念が自閉症に対する理解を妨げることについて、もう少し述べていきたいと思います。

実は、これについて興味深いブログのエントリを見つけました。
http://blog.goo.ne.jp/manaworld/e/0070bcdab0e6db3ae00005c405c84940

こちらの方は自閉症のお子様がいらっしゃいます。
精神世界には親しんでいらっしゃるが、クリスタルチルドレンには批判的な見解をお持ちのようです。
しかし、方便としての有用性をあげているんですね。

ジェームス・トワイマンのコンサートで、彼が言っていました。「今の人は、ラベルに弱い。クリスタルチルドレンや、インディゴチルドレンとラベルをつける事で、受け入れてくれる人が増えている。個人的には、子供にラベルをつけるのは嫌いだけど、今、しばらくの間、ちょっとの間、ラベルは必要なんです」

一言、今の時代は、そういう人が大半の、そういう社会だってことです。

物質至上主義の社会、特有の対処法だなぁ。。。と思いました。

つまり、『発達障害』と言ったら世間は受け入れないが、『クリスタルチルドレン』と言えば温かく受け入れてくれるということでしょう。
ウソも方便ってヤツでしょうか。

しかし、これについては残念ながら疑問を抱かざるを得ません。

「クリスタルチルドレン」を信奉する人の目的は自分自身の癒しであって、『発達障害』に対する理解ではありません。彼らの望むものはあくまでも自分の理想を投影できる『クリスタルチルドレン』であって、実際に子どもが「発達障害」かどうかはそもそも関心の外なのです(親以外は)。

ですから、彼らは自閉症児を『クリスタルチルドレン』と言い替えてしまえばそれで満足なのであり、実際の自閉症について理解を深める方向へのモチベーションは生じないと思います。
したがって、バーチューの『クリスタルチルドレン」についての説明が実際の自閉症児の特徴とあまりに乖離しているにもかかわらず、信奉する人々はそのことに疑問を覚えることもないですし、またその必要性も感じていません。

ましてや、重度の自閉症児のことなど、始めから彼らの眼中に入っていません。仮にその存在を目にしたとしても「あの子はクリスタルチルドレンではない」と思うだけでしょう。

実際、バーチューのサイトには親御さんのコメントとして「本物の自閉症とは違う」という表現もあります。

私の目から見ると、本物の自閉症とは違う印象なのです(単に軽症ということかもしれませんが)。
ttp://www.jma-inc.jp/blog/user/doreen/taiken/465.html#comments

また、ブログでこんなエントリも見つけています。引用先は示しませんが。

「(前略)T君はクリスタルチルドレンで自閉症ではありません。T君に病院は必要ないです。
とても、純粋で大きな優しさと愛情を持って生まれてきている子ですよ。お父さんとお母さんを守る為に来たと伝えてほしいと言われました」と話した。(強調は引用者による)

このように、『クリスタルチルドレン』という概念が広がったからといって、実際の自閉症児やその家族への態度が温かくなる保証はまったくありません。
むしろ、実態を指摘することは、彼らの「心地よさ」を否定するものとして排斥される可能性が高い。

以下の引用も、クリスタルチルドレンに言及していたブログから拾ったものです。同じく引用先は伏せます。

発達障害とか言われる事が多くあるそうですが、それって誰の基準?っていつも思うのです。 大人たちも余裕がないから、なんとか病気にさせたいのでしょうか? そして納得させたら気が済むと思ってるのでしょうか?
まず、「概念」が極端に違う為、親御さんの理解が無いと、普通におかしい子になってしまします 多動とか、AD/HDとか言われるお子さんのほぼ6割から7割にかけてが、薬物で処理されようとしています この子達は、潰される為に生まれてきた訳ではありません 未来へ花開く為に生まれてきています(強調は引用者による)
最近は本当にいろいろな枠を作って、そこからはみ出している子供達を他の枠にはめたがるようです 少しでも勉強についていけなかったりすると、それだけで言語障害や発達障害というように「普通ではない」と決め付けられて・・・

これら、『発達障害』に対するネガティブな表現の数々は、書き手が元々障害に対して持っていた偏見を図らずも露呈させてしまった結果とも言えるのですけれど、やはり、理想の投影対象である『クリスタルチルドレン』との対比からくるものとして考えるべきだと思います。

つまり、『クリスタルチルドレン』を賞賛しようとすればするほど、『自閉症』『発達障害』という診断が許されざる行為になる。
『障害者』と認めることが忌避すべき行為になる。

このように「クリスタルチルドレン」という概念は、世間の障害に対する認識を改めるのではなく、却って『障害』に対するネガティブイメージを強調する方向に働くのです。

特に、学校現場において『クリスタルチルドレン』という概念が広がったらどうなるか。
子ども達の間で、障害児の選別が起こるのではないか。
「あの子はクリスタルチルドレンだから大切な子」「あの子は本物の自閉症だから私たちと関係ない」という風に。
そして、これが重要なのですが、バーチューのいう「クリスタルチルドレン」の定義に当てはまるような自閉症の子どもはほとんどいないのです。(注)

また、AD/HDの薬物療法に対する偏見も、実際に学校現場で薬を服用している子ども達へのプレッシャーが強まるのでないかと危惧します。
周囲の子どもだけでなく、教師が服用に理解を示さない、という事態が起こらないことを切に願わずに入られません。

AD/HDの治療についてはこちらのサイトを参照していただきたい。
「AD/HDナビ」(特に「体験談を聞く」というページがわかりやすい。)
http://www.adhd-navi.net/index.html

繰り返しますが、『クリスタルチルドレン』という概念を世間一般に無批判に広めることは、発達障害に対する無知と偏見を広めることに他ならないんです。
そんな概念を広めるよりは、きちんとした発達障害についての知識を広めた方がずっと良い。

無責任な愛は、迷惑でしかないってことです。


最後に、自閉症やAD/HDについて、書籍の紹介を。

 光とともに… 1 自閉症児を抱えて 光とともに… 1 自閉症児を抱えて
販売元:セブンアンドワイ
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ドラマにもなったので、有名かと。自閉症の子どもや家族の状況がよくわかるので、多くの方に読んでいただきたいマンガです。現在13巻まで。

 発達と障害を考える本 1 ふしぎだね!?自閉症のおともだち 発達と障害を考える本 1 ふしぎだね!?自閉症のおともだち
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する
 発達と障害を考える本 4 ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち 発達と障害を考える本 4 ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち
販売元:セブンアンドワイ
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この「ふしぎだね!?◯◯のおともだち」シリーズは、障害の特徴と行動をマンガで解説していて、子ども向けなのですが、大人が見ても充分参考になります。学校図書館にシリーズでそろえてもらいたい本。

(注)いくつかのブログで見つけたクリスタルチルドレンについての説明です。
バーチューのサイトにはないのですが、全く同じ内容で記載されているんで、書籍に載っているのかもしれません。

・インディゴ世代の次(1995年~)に生まれてきた魂
・オーラは、何色ものパステル調の色合いを含み、オパール色(乳白色)に輝いている
・楽しく、愉快で、おおらか
・インディゴと共通しているのが、感受性が高く、霊能力があるところ
・至福に満ちていて、情緒が安定して穏やか
 (たまに癇癪を起こすことはあっても、たいていは寛大でおおらか)
・テレパシー能力あり、そのため言葉を話しだすのが遅い傾向がある
・クリスタルや石に興味をもつ
・人とのつながやりを好み、話好き
・抱き締めたり、ケアをしてもらいたがっている人を、自発的に抱き締め、思いやりを示す
・愛に満ちていて、あけっぴろで、気取らない
・普通の食べ物より菜食を好む

えっとー、これに当てはまるんだったら、自閉症じゃない気がします…(苦笑)

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